2021年版子供の睡眠実態調査結果報告 子供の睡眠課題に関する認知度は5%にとどまる

Posted onAug 31st, 2021

2021年版子供の睡眠実態調査結果報告 子供の睡眠課題に関する認知度は5%にとどまる

~全国5,774人のデータからみた日本の子供の睡眠の実態とは~

株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:道端孝助、以下「ブレインスリープ」)は、全国47都道府県、3歳~9歳の子供を持つ親5,774人を対象に、子供の睡眠実態調査を実施し、調査データからブレインスリープおよび共創パートナーである東日本電信電話株式会社(以下「NTT東日本」)と分析し結果をまとめました。調査内容には、子供の睡眠習慣などの睡眠状態を直接的に判定する項目のみならず、子供のストレスや健康・意欲の程度、情緒・問題行動、睡眠障害のリスクを判定する質問などが含まれています。

日本人の子供は、大人同様に世界で一番睡眠時間が短いという報告※1があり、その報告によれば1位のニュージーランドと比べると1.5時間以上もの差があります。特に幼少期の睡眠は脳の成長に多大な影響を与え、睡眠時間が短い子供は、睡眠時間が長い子供と比べて、記憶に重要な脳の部位(海馬)が小さい傾向があるという研究報告※2も出ています。

ブレインスリープは、子供の睡眠不足も日本の重要な睡眠課題の一つと捉え、本調査の結果を踏ませて、そういった課題解決をサポートする活動を実施していくこととなりました。

※1:Jodi A Mindell, Avi Sadeh, Benjamin Wiegand, Ti Hwei How, Daniel Y T Goh. Cross-cultural Differences in Infant and Toddler Sleep Sleep Medicine11(2010)274-280
※2: Y.Taki et al.Sleep duration during weekdays affects hippocampal gray matter volume in healthy children.Neurolmage60(2012)471-475

【調査結果サマリー】
ブレインスリープは本調査において、子供の睡眠実態調査を初めて実施し、下記4つの項目について、子供の睡眠における特徴を明らかにしました。
①    子供の睡眠課題に対する親の認知と実態
②    親の睡眠負債と子供の睡眠負債
③    子供の体調不良と睡眠習慣の関係性
④    子供の情緒や行動と睡眠障害リスクの関係性



■子供の睡眠実態調査結果ページ
https://brain-sleep.com/sleep-deviation/research2021kids/

【株式会社ブレインスリープ】
ブレインスリープは、スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所所長の西野精治を代表取締役・最高研究顧問として「最高の睡眠で、最幸の人生を。」をスローガンに、令和元年5月に設立されました。主に睡眠に特化した企業への睡眠コンサルティングやITを活用したサービス、医学的根拠がある睡眠情報の発信などを行っています。世界一睡眠時間が短い日本人の睡眠負債をなくし、生活向上に導くことを目指します。

設立: 2019年5月
代表取締役: 西野 精治、道端 孝助
所在地: 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー26F
HP:https://brain-sleep.com/

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